
周年記念事業の商品(模型)用としての箱を作成させていただきました。
記念事業ということで高級感、見栄えを重視してのご依頼。
通常は1箱に中身をまとめて包装するところを
高級感を出すために、中箱と外箱に分けた仕様を提案いたしました。
[同サイズの内箱を2つ収納]
[箱を開けたところ]
当初は印刷や箔押しも検討していましたが
数量100セットのため印刷はシールに変更。
【資材内容】 ・外箱×1 ・内箱×2 ・中の引きあげパッキン×2 ・ウレタン ・シール |
こんなところにこだわりました。
(1)引っ張り上げるパッキンを用意
ご依頼品は貼箱にしては大きいサイズで
中身をいれると優に3kgを超える重量になるため
二段の内箱をいっしょに引っ張りあげるのは困難。
それを解消するため、それぞれに引っ張り上げるパッキンを作成しました。
パッキンは一般的な白ではなく、丈夫で
箱の色との対比も楽しめるクラフト色にし
持ち上げやすくなるよう折線を入れるなど機能性も重視。
当初は手掛け穴を開ける事も考えましたが
重量を考えた上でそれは採用せず、
この形状にしました。
(2)ウレタンの抜き箇所
通常、穴あけの箇所はお客さんに指定していただいていますが
今回は弊社で設計させていただきました。
ウレタン材料の取り都合のバランスを考え、費用を抑えつつ
デザイン性も考慮しました。
ウレタンの抜き加工は抜き型を作成して行ないます。
抜く形状が複雑になるほど抜き型代も上がります。
今回は四角く抜くだけでも”緩衝”という目的は果たせますが
”見栄え”の要素も加え、中身によりフィットした形状で
型抜きしました。
スペースにもゆとりをもちました。
(3)身とフタとのバランス
中身が重い場合、箱のフタを少しきつめにしないと
身がストーンと落下してしまいます。
かと言ってきつすぎても開けづらくなり
微妙にストレスを感じてしまいます。
フタを持った時にゆるく下がり落ちるくらいが
心地よく理想です。
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