ダンボールや包装・梱包材料など当社が取り扱う資材にまつわる読み物です
貼箱は芯材となる板紙に 様々な色・雰囲気の貼紙を貼り付けて作成する箱です。 下記の画像の流れで作成します。 それでは、実際の工場での作成の様子と合わせて ご紹介していきます。 コンピュータ制御の全自動断裁機です。 これで貼箱のベース中芯となる板紙を 仕上げたい箱のサイズに合わせて断裁します。 板紙のサイズは非常に重要で、仕上がりに大きく影響します。 断裁機で断裁した板紙に、箱へ加工する際に必要な筋を入れます。 この機械では筋を入れながら、不要な四つ角もカットしていきます。 筋を入れ、四隅を落とした板紙は 機械を使いテープでとめて 箱の形状にします。 テープでとめることで強度が増し のりしろも不要でとめられるため、凸凹なくきれいに仕上がります。 ここに様々な色の貼紙(化粧紙・薄紙とも呼ぶ)を巻きつけていきます。 板紙に貼紙を貼る際に不要となる四隅を切り落とします。 切り口がカラスの口ばしに似ていることから「カラス切り」と呼ばれます。 板紙と貼紙のサイズ確認を行い、次の工程に移ります。 緑色の箇所がベルトコンベアになっており ここをゼリー(ニカワ)糊が塗布された貼紙が流れます。 糊は紙が反りにくくなるものや、乾きを遅らせるものなど、 貼紙や季節などの状況に応じて種類を変えます。 【貼り作業】 化粧紙に糊付けし、板紙の底面と貼紙の位置をあわせて貼り合わせます。 糊が乾く前に貼り付ける素早い作業と正確な技術が要求される、 肝となる作業です。 1つ2つ仕上がり具合を確認したら本格的に糊付けしていきます。 糊付けされた板紙と貼紙を、くるみ機の白い四角の箇所にセットします。 その部分が上から下に移動することにより 側面がしっかりと貼られます。 白い四角の箇所は、機械により専用の型が必要となるものもありますが、 この機械は作成したい箱のサイズに合わせて 職人による微調整ができます。 型を使わずに少ない数で安価に作成できるのが特長です。 貼箱作成の最終工程です。 くるみ機でくるんだ貼紙を、箱の内側に折り込みます。 貼箱の詳細はこちらもご覧ください。 トップページへ戻る |