貼箱オーダーメイド お客様事例
ご依頼者様:サバゲアイテム製作専門「Qaraqorum」
代表:谷脇大洋 様
http://qaraqorum.militaryblog.jp
サバイバルゲームで使用するアイテムを専門に製作していらっしゃる企業です。
これまでは出来合いの資材で包装されていましたが、今回初めてオリジナルパッケージを作成したいということで検討されていました。
メインとなる商品製作に注力するうちに、展示会の日が迫っていることに気付き、実績があり、近隣でやり取りがスムーズに行なえる弊社にご相談をいただきました。
初めてのパッケージ作成もサポート
当初、Qaraqorum(以下 カラコルム)様からのご依頼は 細かい仕様が決まっていなかったため、
「他所では納期が間に合わず断られてしまった」 というのも理解できる厳しいスケジュールでした。
ですが、必要となる箱と緩衝材ウレタン、 それぞれのスケジュール管理を行なっていくと不可能ではなかったので、 これまでの作成事例をお見せしながらご希望をうかがい 元々希望されていた「貼箱」で作成することに決定しました。
方向性が決まってからは、お客様にサイズ・色などを管理されたスケジュールの下で、詳細を詰めていただきました。
それと並行して弊社ではサンプル品の用意や見積もり、資材手配の段取りを 進めていきました。
[ 今回作成の資材 ]
■貼箱
製品を入れる箱。
黒の板紙(通常は白)に黒い紙を巻き付けています。
■ウレタン
貼箱の中に入れる緩衝材として使用。
製品の形に応じて抜き加工を施します。
■紙スリーブ
貼箱を保護し、付加価値も出すことができます。
箔押しロゴマークも入れさせていただきました。
主な作業工程は下記のとおりです。
この進め方を間違うと、作業が止まってしまったり 時間のロスが発生し、納期にも間に合わなくなる可能性があります。
流れを把握し、最短で完成するように段取りを進めます。
「ウレタン」
■お客様による加工サイズ決定
↓
■抜き型作成
↓
■加工
「貼箱」
■打ち合わせ、サンプル確認を元にサイズ、色、材質を決定
↓
■貼箱作成
↓
■貼箱の中にウレタンをセット、糊付け
↓
■スリーブをセットして完成
多くのメーカーさんと関わりながら、このような工程を経ます。
メーカーさんは、詳細が決まっていない短納期のものを安易に引き受けることは難しいので、弊社でスケジュールや内容を分かりやすく伝え、作業に集中してもらうことを心掛けます。
・・・いずれにしましても、各工場にはこれまでのお付き合いに免じて、急ぎ対応していただきました。
[完成品]
カラコルム様からは「思い描いていた以上の出来栄え」とのお言葉をいただけました。
また、実際にこのパッケージに入った商品を購入されたお客様からも
「時計でも買ったかと思った」
「箱だけで5分語れる」
「箱の出来がいいので捨てずにフィールド(サバイバルゲームをやる場所)まで持っていきます」
などの評価をいただけたとのことです。
[中の製品を紹介した、お客様作成動画]
―――パッケージはこのような共同作業、調整を経て完成します。
お客様の思いを形にするには誤解のないよう、そしてより良いものになるようにしっかり詳細を確認し合うことが必要ですし、行なっていただく作業もあります。
今回の事例は、お客様がこだわりを持ちながらも、柔軟かつ迅速に行動していただけたため、弊社でも作業がしやすく、結果的に、ご希望要素をすべて盛り込むパッケージが作成できました。
ありがとうございました。
”同じようなパッケージを作成したい”など
資材についてのご相談がありましたらお問い合わせください。